碧電周年記念 特製ヘッドマークを掲げた列車たち

 2003.11.5、碧電3周年を記念して今年も週替わりの特集を開始しました。初回以来最終回まで毎週水曜日のアップを果たすことができました。


●対象列車

 団体列車に特製ヘッドマークが取り付けられるようになったのはいつ頃のことでしょうか。印象深いものには1979年のミステリー列車「銀河鉄道999」が挙げられます。ブルートレインと同じサイズの円形ヘッドマークは機関車の前頭部によくマッチし、誇らしげに見えました。その後もリバイバルトレイン「つばめ」など特製ヘッドマークを取り付けた列車が各種登場し、学生だった私にはそれらを集めるのが大きな楽しみでした。

 本特集では主に団体専用列車の前頭部を飾り、たった1往復で役目を終えたものが多い特製マーク付き列車をご紹介します。3周年特集としては国鉄形車両が中心になっています。なお、過去の定期列車を再現したリバイバル列車、広告性の強いもの、幕式のマークは対象外とします。


●掲載済み列車

第1回:東北線90周年「銀輪号」(03.11.05)
第1回:東北本線全通90周年「銀輪号」

 東北本線全通90周年を記念して運転された「銀輪号」


第2回:「おけさ号」(03.11.12)
第2回:「おけさ号」

 まだ定期でヘッドマークを取り付ける列車がなかったEF6410にもしっかりマークが。

第3回:「成東町民号」(02.11.19)
第3回:「成東町民号」

 千葉鉄道管理局管内で走っていた急行タイプのマークが団臨で継続。

第4回:「日本テレビおもしろまじめ号」(03.11.26)
第4回:「日本テレビおもしろまじめ号」

 引退を控えた古豪ED16と日本テレビのキャンペーンの妙な組み合わせ。


第5回:「カルチャートレイン327号」(03.12.3)
第5回:「カルチャートレイン327号」

 満員の大垣夜行に乗って撮りに行ったノーマルなゴハチが牽くHM付きトレイン。

第6回:遠足列車「土浦パンダ号」(02.12.10)
第6回:遠足列車「土浦パンダ号」

 「パンダ号」はポピュラーな命名だった上野動物園への遠足列車

第7回:「てるてるワイド田植え号・稲刈り号」(03.12.17)
第7回:「てるてるワイド田植え号・稲刈り号」

 ラジオの人気番組によって企画された米栽培の体験列車


第8回:「さよなら中央西線80系」(03.12.24)
第8回:「さよなら中央西線80系」

特大ヘッドマークで労をねぎらった名鉄局管内最後の80系
相互リンク先「汽車・電車1971〜」の多田さんより当日撮影された写真をお送りいただきました。(04.4.22掲載)

第9回:「豊田新線開通」(02.12.31)
第9回:「豊田新線開通」

名古屋市営地下鉄と名鉄の相互乗り入れによって豊田市と名古屋市中心部が直結

第10回:「RJミステリー」(04.1.7)
第10回:「RJミステリー」

鉄道ジャーナル創刊200号を記念してデビュー間もないサロンエクスプレスが大井川鉄道へ。


第11回:「EF15重連スイッチバックの旅」(04.1.14)
第11回:「EF15重連スイッチバックの旅」

貨物用のEF15が重連で客車8両を牽いた中央東線スイッチバック体験ツアー。

第12回:「御殿場ファミリーランドスケート号」(04.1.21)
第12回 「御殿場ファミリーランドスケート号」

静岡発御殿場行きの団臨運用に思いがけず宮原のEF58が登板

第13回:「海底トンネル号」(04.1.28)
第13回:「海底トンネル号」

夢だったEF66の客車列車がついに実現


第14回:「ひまわり号」(04.2.4)
第14回:「ひまわり号」

身障者の方に列車の旅を提供

第15回:「山手線電車運転75周年記念号」(04.2.11)
第15回:「山手線電車運転75周年記念号」

前代未聞の山手線1周ノンストップ運転

第16回:「西武スキートレイン妙高杉ノ原号」(04.2.18)
第16回:「西武スキートレイン妙高杉ノ原号」

名前は西武、しかし、車両は国鉄のスキートレイン


第17回:中央線「さようなら101系」 (04.2.25)
第17回:中央線「さようなら101系」

101系が生まれ育った中央線を去る日

第18回:甲子園応援団「いわき号」(04.3.3)
第18回:甲子園応援団「いわき号」

大阪まで行かない甲子園臨

第19回:「千代田号」(04.3.10)
第19回:「千代田号」

今はなき千代田生命の団体列車「千代田号」

第20回:「サロンエクスプレス高原列車」(04.3.17)
第20回:「サロンエクスプレス高原列車」

簡易線用機関車DD16の晴れ舞台


第21回:「沼津機関区100周年記念号」(04.3.24)
第21回:「沼津機関区100周年記念号」

国鉄からファンへ歩み寄り。心憎い演出もたっぷりの沼津機関区100周年イベント

第22回:「かたつむり号」(04.3.31)
第22回:「かたつむり号」

西臨港線初の旅客列車は「あおなみ線」のさきがけ?


第23回:二俣線一周の旅「遠江」(04.4.7)
第23回:二俣線1周の旅「遠江」

秋の日の休日、浜名湖のまわりをぐるり一周

最終回:千葉県民健康号(04.4.14)
第24回:千葉県民健康号

健康への願いを込めて


●あとがき

2003年末から持病の悪化に伴って年末年始を病院で過ごすことになったのを手始めに、退院後は僅か11日でぶり返し、長期入院を強いられることになりました。幸い外出が可能でしたので、画像を自宅で用意し、病院でテキストを打ち込んでアップロードするという方法で更新を続けることができました。3周年企画の過半回が病院からのアップロードです。

 1979年から87年にかけて、主に国鉄で運転されたマーク付きの列車を集めてみましたが、今も元気に活躍する形式から既に引退した形式まで、多彩な顔ぶれを扱うことができました。また、本特集では冒頭にも記したとおり、マイナーなものを中心に掲載しました。これは、たとえごく限られた方にしか受けなくても、思わぬ作品を見つけた喜びを味わっていただければ幸いであるとする碧電の趣旨に則ったものです。

 本特集にあたってリストアップした作品のうち、国鉄時代だけでも紹介できたのはまだ半分以下です。これで完了としてしまっては資料としても甚だ充実度の低いものとなってしまいます。JRになってからを含めると相当な長期間を要することになりますが、日を改めて続編を制作し、誇らしげな車両たちの記録をより多くご紹介できればと考えています。

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