碧電周年記念 続・特製ヘッドマークを掲げた列車たち

通算第30回 「川越市民号」  04.12.10UP

非電化ローカル線時代の川越線、荒川橋梁をゆく「川越市民号」

●非電化ローカル線時代の川越線をのんびりと

今では都心へ直通する10両編成の通勤電車が運転されている川越線。私が進学のため埼玉在住となった1980年代初めの頃は、キハ30・35系がのんびり走る非電化ローカル線でした。首都圏から近いところにもかかわらず、まだ腕木式信号機が残っていたことに驚いたものです。
 川越線に団臨が入ることは希でしたが、DE10が牽く客車列車が運転されています。1982.10.24に運転された「川越市民号」は北オクの12系お座敷客車が使用されました。たまたま日曜日だったこともあり、珍しいお座敷列車を撮影しようと、沿線にはファンが訪れましたが、近年の水準からすれば「まばら」と言える状況でした。
 DE10が所属する大宮機関区は入換や小運転の仕業が中心で、至って地味な存在でした。そんな大宮機関区にとって、滅多にない客車列車の運転は晴れ舞台だったのでしょうか。この日牽引を担当したDE10534号機には機関区で製作されたヘッドマークが取り付けられました。
 

荒川鉄橋を渡る「川越市民号」 9838列車  1982.10.24 川越線 指扇−南古谷にて
学生時代は何かとお世話になった上尾のNさんとこの日初めてご一緒しました。

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