碧電周年記念 続・特製ヘッドマークを掲げた列車たち

通算第29回 「鉄道110周年記念号」

04.12.3UP 22.10.16 鉄道150周年の機会に画像をロゴ入りに

有名だった撮影地、白糸川橋梁をゆく「鉄道110周年記念号」

●リバイバル「つばめ」に準じた編成、ダイヤで走ったスペシャルトレイン

1981年から運転されたリバイバル特急「つばめ」は定期列車の時刻変更を行い、東京、大阪を上下ともそれぞれ9:00発、16:30着として現役当時のダイヤを再現したものでした。(ただし、忠実な再現ではなかった場合もあり。)このダイヤはその後のリバイバルトレインシリーズのみならず、今回の「鉄道110周年記念号」や「サロンエクスプレス東京」や「サロンカーなにわ」を使用した団臨での運転実績があります。
 1982年は1872年、我が国に鉄道が開業して以来110年となる年で、EF5861+14系というリバイバルトレインシリーズに準じた編成で記念列車が運転されました。

●上り列車は7時間待ち

上りはあいにくの天候となりましたが、朝早く出発して有名撮影ポイントであった白糸川橋梁へ行きました。行き方がわからず、迷っているうちにブルトレ2本を撮り逃したのは惜しいことをしました。やっと到着したときには既にほぼ満員御礼状態。隅っこでカメラ1台を手持ちで構えるのが精一杯でした。通過まで約7時間ありましたが、ひたすら待ちました。
 長時間の粘りが報われない恐れがあったのは、3037M下り特急「踊り子」がきわどい時間に通過することでした。しかも、3037Mの直後には303M急行「東海」が続いているのです。通過時間が近づくにつれて緊張した空気が張り詰め、自ずと言葉数も減りました。後ろを気にしながら落ち着かないのは私も同じでした。
 時が経つのが何とも長く感じられて15:45頃、根府川駅を通過した「踊り子」は「早く行け!」の声を浴びて鉄橋を渡っていきました。そして「踊り子」がトンネル内に消えて間もなく「ピーッ」と一声!磨き上げられた車体に銀色のパンタグラフが凛々しいEF5861号機が姿を現しました。轟音と共に「110周年記念号」が颯爽と通過。緊張した空気も一緒に持って行ってくれました。談笑が戻った一同が片づけを始めた頃、303M急行「東海」が下って行きました。

「鉄道110周年記念号」 9002列車  1982.10.11 東海道本線 根府川にて

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