碧電周年記念 続・特製ヘッドマークを掲げた列車たち

通算第43回 「リレーミステリー重連の旅」(重連ミステリー列車)  05.3.18UP

宇都宮駅で発車を待つ重連リレーミステリー。まだ初期型のDE10が健在であった。

●各種機関車重連による豪華リレー

1984年の春休み、1週間の間に特製マーク付き列車3種類を撮影できました。前回の清水港線は84.3.31が最終日でしたが、その日に東京へ戻ったのにはもう1つ訳がありました。それは、翌4.1に見逃せないミステリー列車が計画されていたからです。
 担当する4種類の牽引機全てが重連。これらには主に使用停止になっていた特急列車のヘッドマークが取り付けられました。(当時、東京発以外のブルトレはマークなし。この後、一部が復活することになります。)
 定期列車に取り付けられていた通常のマークは規定により対象外となるところでしたが、1本だけは列車本来のマークを取り付けていましたので、紹介できることになりました。
 ミステリー列車でしたが、臨時列車のデータとしてダイヤを入手することができました。なんとか全機種の撮影を目指しましたが、普通列車での追い掛けは難しく、DE10は重連らしい写真を撮れませんでした。
 牽引機一覧表をご覧いただいてもわかるとおり、途中駅で長時間停車してどこか観光地に立ち寄るわけでもなく、ただ乗りっぱなしのツアーでした。これでは重連もヘッドマークもお客さんには恩恵がなかったかも知れません。
 このツアー中、最大の注目株は何と言ってもアンカーのEF58。先頭は噂どおり89号機が担当しました。既に検査期限切れが近く、廃車予定であった同機ですが、庇付きであることが注目され、最後の花道をこの列車で飾ることになっていたようです。私も上野駅から推進運転で去ってゆく同機に、心の中で「さよならパック」とささやいたことを覚えています。
 この当時はまだ全般検査を受け、茶色塗装になる計画はありませんでしたが、庇付きが幸いして命拾いし、分割民営化後も主にイベント用として活躍を続けたことは記憶に新しいところです。
 ゴハチについてここまで書いておいて、写真をお見せしないわけにはいきませんね。下の表にリンクしておきます。

  
発駅 着駅 列車番号 牽引機 ヘッドマーク
上野(8:45) 武蔵野(操)(9:20) 9464 EF8032+39 ゆうづる
武蔵野(操)(9:50) 宇都宮(12:11) 9464〜9531 EF651021+1039 あけぼの
宇都宮(12:20) 日光(13:03) 9821 DE1011+12 重連の旅
日光(13:36) 宇都宮(14:58) 9822 DE1012+11 北星
宇都宮(15:25) 上野(17:24) 9532 EF5889+145(写真) はくつる

DE1011+12(宇)牽引で発車を待つ重連リレーミステリー 1984.4.1 宇都宮にて


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